こんちは!パーソナルジムPLUMEトレーナーの澤原です^^
昨今、インスタグラムやTwitterで色んなダイエット方法の記事を目にする機会が増えてきました。
最近では、GLP-1(ジーエルピーワン)ダイエットというダイエット方法が話題なのをご存知ですか?
どんなダイエット方法かと言うと、GLP-1ホルモン注射を打つことで、ダイエットができるというものです。
激しい運動も食事制限も必要ないのに、1ヶ月で数キロ痩せるということで話題になっています。
今回のGLP-1ダイエットの結論から言うと、このダイエット方法はキケンでおすすめできるようなものではないという事です。
GLP-1製剤は、アメリカでは肥満治療として、ヨーロッパや韓国では抗肥満薬として認可されており、日本では糖尿病治療薬として厚生労働省で認可 されているので、安全性が保障されています。
と書かれている説明分もありますが、本当にこれが正しいのかどうか。
今回は、GLP-1ダイエットについてお話したいと思います
GLP-1ダイエットとは?
GLP-1ダイエットとは、「GLP-1」というホルモンを体内に注入し、体脂肪を落とすダイエットの事です。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)は痩せホルモンなどと言われていますが、インクレチンと呼ばれるホルモンの1種で、食事をとると小腸から分泌され、膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を促すホルモンです。
つまり、”食事をすると自然と出るホルモン”なのです。
ではなぜ、GLP-1ホルモンが痩せホルモンと言われているかと言うと、GLP-1はインスリンの分泌を促進すると同時に食欲を抑制する働きがあります。
この作用を利用して、食欲をコントロールして、減量をするというのが今回のダイエット法になります。
GLP-1の効果
- 脳に作用して満腹中枢を抑える
- 満腹感を長続きさせて食欲を抑える
- 脂肪の分解を促進する
簡単に言うと、GLP-1ダイエットとは、「胃の消化スピードをゆっくりにする事で満腹感を長持ちさせて食欲を抑えられる」という事です。
GLP-1の副作用
GLP-1の効果だけを効くと試してみてくなるかたもいるはずです。
ですが、こういったものを試す場合は副作用を知っておく必要があります。
GLP-1の副作用
- 下痢・便秘
- 嘔吐
- 胃のムカつき
また、国立国際医療研究センター糖尿病情報センターの記事には
血糖値に応じて作用するため、膵臓のβ細胞への負担が少ない薬です。体重を減らす作用があります。単独の使用では低血糖の可能性が低い注射薬です。
と書かれています。
これがどういう事かというと、低血糖になる可能性があるという事です。
低血糖の症状としては、けいれん・昏睡状態・異常行動などがあり、GLP-1ホルモン注射が必ずしも安全というわけではありません。
その証拠に、GLP-1ホルモン注射は日本では肥満症の薬として承認されていません。
安全性が確保されているのであれば、日本でも承認されていてもおかしくありません。
その安全性は本当?
現在GLP-1をとりあげているサイトで「GLP-1はダイエット効果に医学的根拠がある!」と言われてます。ですが、
ですが、これは海外の実験結果であって、日本の実験でありません。
日本人の肥満割合は約5%と言われており、サンプル集めが難しく科学的根拠が乏しいのが実情です。
また、日本人のインスリンを分泌する能力は欧米人に比べて低く、インスリンの必要量の増加に対応できず糖尿病になることがあります。
BMI30以上の大柄な海外の方と、小柄で華奢な体型の多い日本人の代謝機能を同じにしてはいけません。
もし、このような内容を知らず、「痩せられる」という言葉に安易に流され糖尿病になってしまった場合、一生糖尿病を抱え生活をしていかなければならなくなるかもしれません。
簡単に痩せられるには何か理由があります。あなたの体は、あなた自身が守る必要があります。
GLP-1を自然に分泌させる方法
ホルモンを体外から取り入れる事はおすすめしませんが、ホルモンを自身で分泌させダイエットに活用する事は安全でありおすすめします。
GLP-1は小腸から分泌されるホルモンであり、食事の摂取の仕方で分泌量が変わります。
その摂取の仕方とは、食物繊維を意識して食べる事です。
食物繊維が豊富なものを最初に食べる事で、GLP-1の分泌量を増やす事ができます。
あなたは意識していましたか?
食物繊維が多い食材として、
- ひじき
- ワカメなどの海藻類
- こんにゃく
- きくらげ
このような食材がおすすめです。
これを食べるだけでは、効果はあまり発揮させる事ができません。
重要なのは、食物繊維の多い食品を食べた後に、20~30分程度時間を空けてご飯を食べるという事です。
例えば、夜に帰宅した際にこんにゃくゼリーを食べて、ご飯の支度をすれば30分程度間隔があいてから食事を行えます。
また、飲み会がある場合は外出する前に食物繊維が豊富な物を食べてから向かうといいです。
このようにGLP-1を安全に体内で分泌させるためには食物繊維を意識して食べるといいです。
まとめ
GLP-1ホルモン自体は、悪いものではありません。
ですが、安易に体外からホルモンを取り入れる事に対してはおすすめしません。
海外で認められていたとしても、日本で認可されていないという事は必ず理由があります。
また、販売側は「痩せる」という言葉に対して消費者が食い付く事を知っています。
ホルモンは、人間の生きるという行為に非常に重要なものです。
「簡単に痩せられそう」と安易に飛びつく前にもう一度よく考えてみてください。
あなた自身の体はあなたしか守る事ができません。
この記事を書いたトレーナー
澤原魁門
・ボディメイク大会日本優勝
・国際資格保有
・年間1000セッション以上の指導実績
ボディメイク・ダイエットの指導が得意です。
パーソナルジムPLUME溝の口では、ダイエット・ボディメイクに特化したトレーニング・食事方法を提供しております。
“人生最後のダイエットにしたい“・”絶対に体を変えたい“そんな方を徹底サポート致します。
理想のカラダを手に入れるダイエットやボディメイクに初めて挑戦される方、
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